2009年2月13日金曜日

クオータニオンを使って姿勢をランダムにした


クオータニオンで一様な回転を生成するには、単にその四つの係数を四次元球面上に一様に分布させれば良い(⇒これは誤り。回転軸を球面上一様分布で、回転角を一様分布で生成してクオータニオンを生成すべき。だったら、AxisAngleRoatate3Dで良かったんだな。まあ良いや。回転軸は確かに一様だし)。実際には、四つの係数を[0,1]の一様分布で生成する事を長さが1以下になるまで繰り返して、その後まずクオータニオンを作ってしまってからNormalize()を呼べば良い。

というわけで今現在のコードで、ミクさんのモデルデータは重心が原点にくるように移動させてあって、それをContentsとするVisual3DのTransformにTransform3DGroupを設定して、そのChildrenをRotateTransform3D⇒TranslateTransform3Dの順に設定し、この二つの変換を支配するQuaternionおよびPoint3Dを公開して、UpdatePose()を呼ぶと変換に反映するようにした。現在はPoint3Dのみを重力加速度に従って動かしているけれど、このデータ構造なら、オイラーの剛体方程式に従って剛体回転も容易に扱えるはず。やる気はしないけれど。

コードと実行ファイルはARWithWPFMikuEmitted.zipを詳細サイトのダウンロードページから取ってきてください。

ちなみに、この画像ではボタンの``Emit Miku!''の綴りが``Emmit Miku!''となっていて格好悪いけれど、アップしたソースでは修正してあります。

0 件のコメント: